ロシアの建物 Q&A


このページでは、ロシアの建物・建築物で気になるあんなことこんなことについてご説明しています。

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ロシアの玉ねぎ屋根

ロシアの教会といえば、あの特徴的な玉ねぎ屋根を思い出す人も多いでしょう。

「玉ねぎドーム」「クープ」「クーポラ」「クーポル」「葱坊主」「ルーコヴィッツァ」などとも呼ばれます。

(*「クープ」「クーポラ」とは、「ドーム」「アーチ」状のものを言います。「ルーコヴィッツァ」の語源は、ロシア語で「ネギ」を「ルーク」といい、そこからきています。「クープ」「クーポラ」は比較的大きなドーム状のものもの(サンクトのカザン聖堂など)、小さめのものを「ルーコヴィッツァ」という風に使い分けていますね)

玉ねぎ屋根は、ロシアの教会の典型的かつ独特なフォルムはどこから生まれたのでしょうか。

これは、イスラム・モスクの屋根を真似たもの、ローソクの炎型をイメージしたものなど諸説あるが、西洋の教会建築の流れを汲んでいるという説が有力です。

ビザンツ(ビザンティン)からの建築技術は、宗教の布教活動とともにロシアにも浸透。

屋根はドーム型にする(天国の象徴)というビザンツの建築スタイルを教会にも踏襲、ドーム型の屋根を持つ教会が建築されるようになったと思われます。(ロシア帝国は「ビザンツ帝国の継承者」を名乗ってました)

ここまではイスラムなどへの流れと同じです。

ただここから次第に、ドームが玉ねぎ型へ変化していったのはロシアのオリジナル進化であり、しっかりと独自性を生み出しています。

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キジー島の玉ねぎ屋根はこのように作られているようです。

これは釘を使用していますが、結構手が込んでいて細かい作業ですね。

動画でもどうぞ!

ロシアの十字架

ロシアの教会の屋根についている十字架、なんか普通のものとちょっと違うと思いませんか?

なんか横棒が2本余計についていて、下の1本は斜めになっている・・・

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この十字架は「八端十字架」(はったんじゅうじか)といって、決して間違いでも、目の錯覚でも、ゆがんでいるわけでもありません。

以下ウィキペディアより転載します。

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上部の線は、新約に記されています「ユダヤ人の王・ナザレ人イイスス」と書かれて十字架に打ち付けられた罪状書きを象徴しています。

下部の斜めになった線は、足台を象徴しています。

正教会の伝承では十字架に足台があったとされています。

足台が無ければ処刑される罪人は体を支えきる事が出来ずに窒息死するので、長く罪人を固定して生かし続け、苦しみを出来る限り引き伸ばすために、このような足台が設けられていました。

斜めになった線は、ハリストス(キリスト)とともに磔にされた2人の盗賊の死後を表します。

(ハリストスから見て)右側の盗賊はハリストスを承け認めて天国に上せられ、左側の盗賊はハリストスを罵って地獄に落とされたことを象徴しています。

この右側の盗賊のことを正教会では「右盗」(うとう)と呼びます。

右盗についての伝承は様々な祈祷文で唱えられることにもみられるように、正教会でとても大切にされています。

罪深い人間が信仰によって救われることに希望を見出しているのです。

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しかし、この十字架のみがロシア正教会の正式な十字架というわけではなく、他にもギリシャ十字架やラテン十字架なども使用されています。

(ギリシャ十字架は、「+」のようにクロスの上下左右が同じ距離の十字架、ラテン十字架はよく見る「十」、縦棒の下が長いものです)

いろいろと意味があるのですね。

木造建築比較

ちなみに現存する世界最古の木造建築は、わが国日本の法隆寺です。

なんたって創設年は607年、聖徳太子の時代です。

もちろんユネスコ世界遺産です。

ロシアに負けず、日本の木造建築だって本当に素晴らしいのです!

 

  
 

 

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